百面相 独壇場

30代の黙示録(ジャニオタ含む

オフィストがいた夏

俺はどこまで行っても分身でしかない。この体は誰のものでもない、悪魔だけのものなのだ。

森ノ宮でオフィストとお別れをして本日で丸一年たちます。ので初演「ファウスト〜愛の剣士たち〜」再演「ファウスト〜最後の聖戦〜」の俺的黙示録を書いてみよっかな〜〜ってぽちぽちやってきた次第でございます

 

冒頭はオフィストの言葉で私の大好きな言葉。

この劇中で、オフィストを体現してるセリフだなぁといつも定期的に思い出すわけさ。

 

実は私がジャニーズをコンサート以外で見に行った舞台 ジャニーズが出るお芝居の舞台を見に行った初めてが この ファウストなんですね。

だからとても思い出深いのです。

当時わけもわからず、なんとなく好きかなぁと思ってた五関君が出演すると知り、ほ〜ん…じゃあ一回だけ見に行こうかなと公演終盤の大阪公演を申し込みました。

初演は東京のアイア(あの野郎)だったんですけどなんせフットワーク平知盛の碇並み(ぐぐってください)だったので、東京はイイヤ!(・∀・)と大阪だけにしてたんですが、お友達に東京公演一緒みませんかと誘われ、じゃあ〜とまぁ東京に飛んだわけだね(碇はかなぐり捨てた

 

公演が始まるまでにキャラクター衣装ヴィジュアルなどが公開され、え?これ?着んの?

髪…カタチ違うくね?五関君…?ヅラかぶんの?と 何がどうなるんだ…と ざわ…ざわわ…してたんだけど ゲネが公開されて 毛髪が吹っ飛んだ

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ォオオオオオオ…オフィスト様ァァァァーー!!!!!!!!

 

いやいや化けたよね。これ五関君なの?え?どうなのよ?

 

そんな感じでソワソワしながら観に行きました。初演ファウスト初観劇。幸運にもお席が最前だったので、初めて観るオフィストフェレスの五関君の威力に…なんか背中からぐったりと…したのを覚えてます。他の演者が演技してる時は舞台のはしに佇んでて腕を組んでたまぁにフンと言わんばかりの顔で観客を一瞥…ちゃう一望していたりと。すみからすみまでオフィストフェレスという人がそこに立っていました。この日は少し小さなアクシデントがあってそれを目の当たりにしたけど、彼の対処の仕方がプロで私はいたく感激しました。大事な大事なあの日の思い出です。

照明が綺麗で生きてるみたいだった。

あの日は蒸して雨が降ってて 傘が邪魔で、汗ばんで服もぺとりと肌に張り付いて不快感があったけど。そんなことひとつもどうでもよくなるくらい舞台の上のオフィストフェレスと言う人とそれを演じてる五関 晃一という人に魅了されうなされるように帰りました。

ファウストは舞台公演グッズがとても豊富だったんだけど、原作が手塚治虫なので、とにかくみんな可愛いかったんです。全部セットが1万二千くらいだったかな?

Tシャツとパンフとメモ帳とパスケースとミニタオルが可愛いトートバッグには入ってて。今でもパスケースとミニタオルは持ち歩いてるし、夏はずっとTシャツ着てる。このTシャツが不思議なことに着心地が凄くよくて。

複数買えばよかったなって今でも思う。カラーが4色展開だったしね。

 

そんなわけで東京公演を終え、その間も追加公演とか出されたけど、あとは大阪だけなのでと相変わらず知盛碇をぐるぐる巻きつけつつ家で過ごしておりました。

実はこの時期。ファウスト大阪公演があった期間お隣の京都では戸塚による舞台「出発」の公演があり。この2つの舞台は少しだけど期間がかぶっていました。

大阪に河合郁人、五関晃一

京都に戸塚祥太

関西地方燃えてんな…

 

ファウストの千秋楽の昼公演だけ見ようと思ってたのに翌日京都の戸塚の舞台が入ってたので、大阪に一泊することになってたところで

ふと、我にかえった

 

あれ。これもしかしてファウストの千秋楽の夜公演観れるんじゃね?

って。(気づくの遅い

 

チケット取ったよね。見たよね。

きちんと森ノ宮バイバイするファウストとオフィストフェレスを見送ったよ。

いつまでもいつまでも人もまばらになるくらい呆然とピロティのあの階段を見ていました

終わっちゃった…て。

寂しくはなかったけど、ただ単に、あぁ終わったんだって思った。

 

良い公演だったなぁて、1人でホテルでビール飲みながらぐずぐず鏡の前で体操座りしてたのを覚えてる(暗い

 

良い公演だったなぁというのは、五関君のオフィストへの向き合いようが素晴らしかったんです。あの声の抑制や立ち振る舞い、完璧だった。でもカーテンコールになると オフィストフェレスの気配はなくそこには五関 晃一がいて、すごい人だと思った

 

なんつーか、彼の出す 「気」に充てられたんですよね。

 

その後もずっと五関君はことあるごとにファウストの話を定期的にしていて。

楽しかった

またやりたいなぁ

と言っていて。それは雑誌向けようだったのかもしれないけど(コラ)私はいつまでたっても オフィストフェレスのことを大事にしている五関君そのものがとても愛おしかった。

ごり押しはしないけど、ほんの〜〜り、再演あったら良いね。また会えたらいいね、オフィストに。って思いながら日々を過ごしていた。

 

そしたら、ほんとに翌年再演が決まって。

 

お、ォオオオオオオ…って。

五関君がまたオフィストと会う!オフィストになり舞台に戻ってくる!と思うといてもたってもおられず。

チケットの先着抽選に吐き気が催すような意気込みで取り…取れたと思って安心してたらなるべく早く発券したほうがいいと風の噂に踊らされ、もうすっかり飲んで出来上がってたから母に頼み込んでファミマに夜な夜な連れてって貰ったwwwww

と言うドタバタ劇を過ごしつつ、ちゃんと希望数のチケットを手に取れ

 

俺の聖戦は終わった…_(:3 」∠)_

 

と7月まで英気を養っていました。

その間にコンサートとかファンミとかあったけど、私の一大イベントはやっぱりファウストの再演だったんですよね。

 

本当にどれだけ7月10日を心待ちにしたか。という感じでした。

 

アイア(あの野郎)ではなく東京芸術劇場という素晴らしく綺麗で立派なところで上演で。

綺麗だな、美しいなと、開演まで天井を眺めていました。

 

かくして舞台は幕を開けた。

そこには時の流れなんて無いように一年前と変わらないオフィストフェレスが立っていて、

おかえり、おかえりなさいと思いながら進む新しいファウストの世界を見ました。

 

途中で気づいたんだけど。

 

あれ?オフィスト…赤メッシュついてた?

って。衣装じゃないよね?

って目をこらしたけど、赤メッシュなの。

 

他の演者は初演とは衣装などが変わりグレードアップしてるとこが明らかに見て取れたけどオフィストにはそれがなくて、まぁ無くてもいいよね。オフィストの構築してるオーラとかは仕上がってるからそれに何か衣装変えるとか蛇足だわ…って見てたけど

 

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赤メッシュついとる!!!!!!!!!!

 

。・゚・(*ノД`*)・゚・。

 

なんてことでしょう…オフィストに赤メッシュ…赤はオフィストの分身の親、メフィストのカラーです。

メフィストから貰ったこの身体に、メフィストのカラーである赤を新たに身につけ帰ってきたんだよ!!!!!!!!!!

 

 

。・゚・(*ノД`*)・゚・。

 

泣               く

 

 

しかし詳細が本人から出ないのでわからず、ついてたよね…?ね?とツチノコ的存在に。

数日後本人の口から 新たにつきました〜

と公表があり

 

。・゚・(*ノД`*)・゚・。

 

泣                   く   

 

 

再演では、よりヒューマンになったオフィストが書かれていて 初演は「オフィスト様」だったけど再演は「オフィちゃん」という感じでした。

 

舞台の内容や他の演者のこと、諸々、まぁ前向きなことばかりの意見は飛び交わなかったけど、

私は五関君がオフィストフェレスにまたなれたこと、そこだけがほんとに嬉しかったので、

この公演を観れてよかったと心から思いました。

 

初日を観終え あとは大千秋楽だけ観に行くと決めてたので、きちんと始まりと終わりを見届けました。

 

初演の千秋楽のあの夜と同じように、ピロティの階段の下で。ぼんやりと街灯を観つつ、さよならオフィストフェレスと呼びかけました。

 

きっともう二度と会えないし、

これで良いとも思った。

五関君は二年間オフィストフェレスになって、

彼のオフィストフェレスとしてやりたかったことは全て出来たのではないかと感じたからなのでした。

オフィストフェレスは大好きです。

だからいつまでもいつまでも大事な存在。

 

これはことあるごとに言ってしまう、ことで申し訳ないんですけど、

 

あれだけアイメイクを濃く引いてるのにそのゴリゴリのメイクの中にある瞳は茶色だったのを見て、間違いなくオフィストフェレスは五関 晃一という人がやってるんだと。

言葉や態度よりも強くそれを感じました。

 

これは私が二年間またぎファウストという舞台を見ての 感想の集大成です。

これは忘れたくない。忘れたくないから定期的に言葉にしてしまいます。

 

美しかった。

強かった。

悪魔の分身として生まれ人間の愛というものを見て、理解できない、戯言だとい言いつつもそれに惹かれ、その愛のために自らを捧げた 悪魔オフィストフェレスのことは、ずーと忘れない。

 

夏が来るたび思い出します。

 

森ノ宮を通るたび、オフィストは元気かなぁと思います。

 

五関君、また新しい「役」に会えると良いね